
今日は、公園の雑木林の縁を歩きます。
高橋先生がコナラの木の葉の上に何か見つけたようです。
きよこ先生と一緒に、よーく探してみると‥

いました!ワカバグモ(カニグモ科)!
いわゆる“クモの巣”を作るのではなく、葉の上などで獲物を待ち伏せして捕まえるタイプのクモです。
頭や胸、足の付け根が赤みを帯びていて、成熟したオスのようです。
赤みを帯びた木の新芽のようにも見えますね。
つづいて、強くなってきた日差しを避けるようにムクノキの幹で休んでいるケムシを発見!
マイマイガ(ドクガ科)の幼虫です。
鮮やかな色をした大型のケムシなので、貫禄がありますね〜
チャノキやツバキなどに付くチャドクガほど強い毒ではないなので、そっと見守ってあげて下さいね。
この時期に大量発生するイモムシ・ケムシたちは、子育て期の鳥たちの大切な食料になりますので。
その鳥たちから逃れるように、擬態する仲間にも出会いました!
どこにいるか、わかるかな〜??
エダシャクの仲間(シャクガ科)、ヤマトエダシャクかなと思います。
いわゆる、“尺取虫(しゃくとりむし)”ですね

近くのクヌギの木から落ちてしまったのでしょうか。
一生懸命擬態していましたが、残念!そこは外灯の柱だよ

ユーモラスでとてもかわいらしかったです(^^)
園路脇に、古くなって読めなくなった看板を見つけました。
撤去しちゃえばいいと思うでしょ?
でも、ある生き物たちにとって、これが恰好のエサ場になっているのです。
よーく見てみて!
くねくねと、何かが“はった”ような跡があるのが分かるかな?
雨のあと、看板に生える苔をカタツムリやナメクジたちが食べに来ているのだよ、と高橋先生。
今度は雨上がりに来てみようっと


林がひらけたところでは、スダジイの雄花が満開でした!
おぼえているお友達もいるかな?秋に炒って食べたおいしいどんぐりだよ!
来月は、小さい小さい“赤ちゃんどんぐり”が見られるのではないかと思っています。
次回は、明るくひらけた原っぱで出会った動植物たちを紹介します(●^^●)